ZEHの補助金制度を利用するには?対象となる住宅や要件を解説

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「ZEH補助金とは?」

「ZEH補助金はいくら?」

高い省エネ性能を兼ね備えたZEHに、魅力を感じている方も多いことでしょう。

ZEHは光熱費を抑えられるだけでなく、補助金もあるメリットの大きな住宅です。

補助金を利用すれば、1戸につき最大140万円もお得にZEHが実現できます。

しかし、ZEHの補助金制度や補助金額を調べてみると、専門用語が多くて概要が掴みづらいはず。

そこで今回は、ZEH補助金の種類から注意点まで解説します。

受給額や条件を詳しく解説するため、ZEHを検討する際の参考にしてください。

目次

ZEHとは

ZEHとは、1年間のエネルギー収支がゼロ以下になる住宅のことです。

気密性・断熱性に優れた建材などを使用する『省エネ』と太陽光発電による『創エネ』の、2つを組み合わせることによって、1年間のエネルギー収支ゼロを目指します。

ZEHとして認められるには、下記の基準を満たさなければなりません。

  • 1.エネルギー使用量が少ない
  • 2.エネルギーを効率良く使う
  • 3.エネルギーを自らつくれる
  • 4.1〜3の工夫でエネルギー収支を0にできる

上記の基準を満たすことで、補助金を受け取る最低条件がクリアできます。

また、ZEHは経済産業省によって、立地条件や省エネ性能のグレード別で下記3種類に分けられます。

  • ZEH
  • Nearly ZEH
  • ZEH Oriented

以降では、それぞれの定義と違いを解説します。

ZEH

ZEHは、太陽光発電などの再生可能エネルギーを用い、消費エネルギーの100%をまかなえる住宅となります。

他の2種類と比べて、もっとも省エネ性能に優れている住宅です。

経済産業省では、ZEHを「外皮の高断熱化および高効率な省エネルギー設備を備え、再生可能エネルギー等により年間の1次エネルギー消費量が正味ゼロまたはマイナスの住宅」と定義しています。

なお、ZEHは必ずしも作り上げた電力で生活しなければならない訳ではありません。

あくまで数値上において、使用エネルギーと発電エネルギーが年間を通して同じになるよう設計施行された住宅となっています。

Nearly ZEH

Nearly ZEHは再生可能エネルギーなどを用いて、消費エネルギーの75%をまかなえる住宅となります。

寒冷地や降雪地帯など日射時間の短い地域では、太陽光発電のもととなる日光がうまく集められないため、ZEHよりも少し消費エネルギーの基準が低いです。

経済産業省では「ZEHを見据えた先進住宅として、外皮の高断熱化及び高効率な省エネルギー設備を備え、再生可能エネルギー等により年間の消費エネルギーをゼロに近づけた住宅」と定義しています。

ZEHには届かないが、それに近いという意味で定められた基準です。

ZEH Oriented

ZEH Orientedは、ZEHの基準である断熱性・省エネ性能を満たしたうえで、再生可能エネルギーの発電設備がない住宅です。

つまり、断熱や設備など住まい本体はZEH基準を満たしているものの、太陽光パネルなどの導入までは求められません。

都市部にある狭小住宅の屋根では、日射を得にくいことを考慮して定められた基準となっています。

経済産業省では「ZEHを指向した先進的な住宅として、外皮の高断熱化および高効率な省エネルギー設備を備えた住宅(都市部狭小地に建築された住宅に限る)」と、定義しています。

ZEH補助金の種類

ZEH補助金は、対象となる住宅性能によって下記の4種類に分けられます。

  • ZEH
  • ZEH+
  • 次世代ZEH+
  • 次世代HEMS

それぞれの補助金額と交付条件を解説します。

ZEH

ZEHは、1戸あたり55万円の補助金額がもらえる制度です。

さらに追加補助額として、蓄電システムの導入で2万円/kwh、補助対象経費の1/3または20万円のいずれか低いほうが申請時に加算されます。

対象となる住宅は、ZEH・Nearly ZEH・ZEH Orientedです。

交付における主な要件は下記になります。

  • ZEH基準を満たす
  • ZEHビルダー・プランナーが設計・建築または販売する住宅である

申請スケジュールを知りたい方は、下記のリンクから確認してください。

ZEH+

ZEH+は、1戸当たり100万円の補助金額がもらえる制度です。

さらに、下記の設備を導入すると補助金額が加算されます。

  • 蓄電システム:2万円/kWh(補助対象経費の1/3または20万円のいずれか低い額)
  • 直交集成板:90万円/戸
  • 地中熱ヒートポンプシステム:90万円/戸
  • PVTシステム(液体型):65万円/戸または80万円/戸
  • PVTシステム(空気型):90万円/戸
  • 液体集熱式太陽熱利用システム:12万円/戸または15万円/戸

対象となる住宅は、ZEH+・NearlyZEH+です。

交付には、ZEHの要件に加えて下記3つの中から2つを満たす必要があります。

  • 断熱性能等級5以上
  • 高度エネルギーマネジメント
  • 電気自動車の充電設備導入

申請スケジュールを知りたい方は、下記のリンクから確認してください。

次世代ZEH+

次世代ZEH+は、1戸当たり100万円の補助金額がもらえる制度です。

さらに、下記の設備を導入すると補助金額が加算されます。

  • 蓄電システム:2万円/kWh(補助対象経費の1/3または20万円のいずれか低い額)
  • V2H充電設備(充放電設備):補助対象経費の1/2 または75万円のいずれか低い額
  • 燃料電池:2万円/台
  • 太陽熱利用温水システム(液体式):17万円
  • 太陽熱利用温水システム(空気式):60万円

対象となる住宅は、ZEH+・NearlyZEH+です。

交付には、ZEH+の要件を満たしたうえで、下記のいずれか1つ以上を導入する必要があります。

  • 蓄電システム
  • V2H充電設備(充放電設備)
  • 燃料電池
  • 太陽熱利用温水システム
  • 太陽光発電システム10kW以上

申請スケジュールを知りたい方は、下記のリンクから確認してください。

次世代HEMS

次世代HEMSは、1戸当たり112万円の補助金額がもらえる制度です。

さらに、下記の設備を導入すると補助金額が加算されます。

  • 蓄電システム:2万円/kWh(補助対象経費の1/3または20万円のいずれか低い額)
  • V2H充電設備(充放電設備):補助対象経費の1/2 または75万円のいずれか低い額
  • 燃料電池:2万円/台
  • 太陽熱利用温水システム(液体式):17万円
  • 太陽熱利用温水システム(空気式):60万円

対象となる住宅は、ZEH+・NearlyZEH+です。

交付には、ZEH+の要件を満たしたうえで、下記の要件も満たす必要があります。

  • 高度エネルギーマネジメントを選択する
  • 蓄電システムまたはV2H充電設備を導入する
  • AI・IoT技術等による最適制御の仕組みを備える

申請スケジュールを知りたい方は、下記のリンクから確認してください。

ZEH補助金と併用可能な制度

ZEH補助金は、下記の制度と併用可能です。

  • 住宅ローン控除
  • 各自治体の補助金制度

基本的には、同じ目的で国の財源を使った補助金制度は併用できません。

そのため住宅ローン控除のように、制度の目的が異なるものは併用可能です。

また、各自治体の補助金については、財源が国庫ではなく独自財源のものであれば併用可能となるため、住まいの自治体の補助金制度を調べてみましょう。

なお、ZEHの補助金制度は住宅を建てる前に申請する必要がありますが、自治体ごとに独自に実施している補助金制度ではその限りではありません。

導入する設備の種類やスペックなど、ZEHとは異なる基準を求められることもあるため、募集要項を慎重に確認しましょう。

ZEH補助金に関する注意点

ZEHの補助金制度について解説したところで、ここからはZEH補助金に関する注意点として下記2つを解説します。

  • 着工前に補助金申請をしなければならない
  • メンテナンス費用が割高になることもある

ZEHを導入する前に、上記を確認しておきましょう。

着工前に補助金申請をしなければならない

ZEH補助金は交付決定前に着工してしまうと、補助金の支払い対象外となってしまいます。

補助金が払われるのは、交付されることが決まってから着工に進んだ場合のみなため、注意してください。

また、申請が通ったとしても、交付が決定するまでは着工できないため、場合によっては工期が遅れてしまうこともあります。

そのため、申請手続きをスムーズに行うためにも、ZEHの経験を豊富に積んだ会社へ依頼するのがおすすめです。

メンテナンス費用が割高になることもある

ZEHは、メンテナンス費用が割高になってしまうこともあるでしょう。

ZEHに導入された太陽光発電システムや蓄電システムなどが正しく作動し、本来の機能を発揮するためには、定期的なメンテナンスが不可欠だからです。

メンテナンスせずに使い続けていると、性能が低下し、最悪の場合故障してしまうこともあります。

しかし、定期的なメンテナンスを行うにはある程度の費用が必要です。

導入した設備が多いと、さらにメンテナンス費用がかさむため、負担に感じるかもしれません。

ZEHを実現するなら『黒石建設』がおすすめ

出典元:黒石建設
スクロールできます
項目詳細
会社名有限会社黒石建設
住所香川県高松市牟礼町牟礼947-3
電話番号087-845-5209
公式サイトhttps://kuroishi.jp/

ZEHを実現するなら『黒石建設』がおすすめです。

黒石建設は、ユーザーと共に理想の住まいを実現してきた会社です。

家族が健康的で安心して長く住み続けられるよう、柔軟なデザインや高い機能性を兼ね備えた良質なプランを提案しています。

ZEHの普及にも力を注いでおり、ZEH建設の実績も豊富です。

消費する電力を抑えながら家の中で快適に過ごせるよう、省エネ性の高い家づくりに努めています。

黒石建設でなら、安心してZEHの建設を任せられるでしょう。

まとめ

今回は、ZEHの補助金制度について解説しました。

ZEHとは、1年間のエネルギー収支がゼロ以下になる住宅のことです。

気密性・断熱性に優れた建材などを使用する『省エネ』と太陽光発電による『創エネ』の、2つを組み合わせることによって、1年間のエネルギー収支ゼロを目指します。

ZEH補助金は下記の4種類です。

  • ZEH
  • ZEH+
  • 次世代ZEH+
  • 次世代HEMS

ZEHは、通常の住宅建築や購入よりも初期コストがかかります。

しかし、ZEHは光熱費の削減になることや、ZEH補助金もあるため長期的に考えるとメリットも大きいです。

上記を十分理解した上で、ZEHを検討してみましょう。

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